〇2019/08/16 乾徳山(けんとくさん)標高 2031m 二百名山 山梨県
(野口、大原 参加)
ノロノロ台風の影響で、まだまだ天候が悪い中、少し無理をして乾徳山へ登る事にしました。
歩く距離が短くて済む上側のオソバ沢登山口まで荒れた林道を車で上がり、準備をして出発。流石に悪天候の今日は誰もいないようだ。
登山口にはクマ注意の看板がある。いつもの事と思っていたら、別の紙に「7月21日に熊の親子が乾徳山の登山口付近で目撃された」と書いてある。それを見て、心配性(?)の野口さんはさっそく熊よけの鈴をぶら下げて歩き出した。そんなに心配しなくても大丈夫でしょう、と思いながら、その後をついて行く。チリン・チリンといつまでもうるさい。イヤな人にとって、これは騒音公害です。耳栓がほしい、と思いながら少し離れてしかたなくついて行く。
私はいつも、熊と出会って記念写真でも撮りたいと思っているのですが・・・・ ?
しばらく登ると小さな水場があり、暑がりの私は早速手と顔を洗う。とても冷たい水でした。
さらにどんどん登って行くと岩がゴロゴロ。小雨も降っていてとても滑りやすい状態。ゆっくりと歩いて行く。そしてこのルートで二つ目の水場があった。錦晶水と書いてある。ここでも暑がりの私は手と顔を洗う。ついでに飲んでもみたが、とても冷たくて美味しかった。暑い夏場は こういう水場があるととても助かります。
さらにどんどん登って行くと岩がゴロゴロ。小雨も降っていてとても滑りやすい状態。ゆっくりと歩いて行く。そしてこのルートで二つ目の水場があった。錦晶水と書いてある。ここでも暑がりの私は手と顔を洗う。ついでに飲んでもみたが、とても冷たくて美味しかった。暑い夏場は こういう水場があるととても助かります。
さらに進むと傾斜が緩やかになり、国師ケ原の十字路の分岐に到着。協議の結果、回り道をしないで最短で頂上方面へ進む事にする。
そこからまたさらにどんどん登って行き、樹林帯を抜け出て草原の尾根に出た。尾根はガスで 真っ白け。風が強く吹き荒れ、雨もバシバシと顔に当たり痛いほどだ。たまらず雨具を着込む。
そこからまたさらにどんどん登って行き、樹林帯を抜け出て草原の尾根に出た。尾根はガスで 真っ白け。風が強く吹き荒れ、雨もバシバシと顔に当たり痛いほどだ。たまらず雨具を着込む。
すぐに手洗い岩というのがあり、丁度雨水が溜まっていたので綺麗好きな(?)私は手を少し洗ってみた。野口さんはパス。
そこから先は大きな大岩があちこちに出現。その後、完全に岩場コースとなる。
大きな段差の岩場を何度も何度も這い上がる。雨で濡れているのでクサリ・ロープなどを使わないと滑って登れない。岩場もあったりして段々楽しくなる。
そこから先は大きな大岩があちこちに出現。その後、完全に岩場コースとなる。
大きな段差の岩場を何度も何度も這い上がる。雨で濡れているのでクサリ・ロープなどを使わないと滑って登れない。岩場もあったりして段々楽しくなる。
大岩が割れ細い隙間が出来ている 髭剃岩と言う場所にやって来た。ザックを背負っていると引っかかって絶対に通れないほどの狭い隙間です。まず野口さんがトライするが何故か途中で 引き返してきた。狭い部分でお腹がつっかえて通れないとのたまう。
次に私が挑戦してみるが確かに三分の二を過ぎたあたりがとても狭い。なおかつ足元に大きな板状の岩が縦に落ちていてそれが通行の邪魔をしている。そこを突破するのに板状の岩に乗り上げないと通れない。
次に私が挑戦してみるが確かに三分の二を過ぎたあたりがとても狭い。なおかつ足元に大きな板状の岩が縦に落ちていてそれが通行の邪魔をしている。そこを突破するのに板状の岩に乗り上げないと通れない。
とても狭い場所で、結構な段差があり、通り抜ける時にどうしても濡れた岩に足や体が接触する。雨具を履いていない私の下半身がびしょ濡れになってしまった。まるでお漏らしをしてしまったようだ。恥ずかしい?・・・・びっしょり濡れて 気持ち悪い・・・・。一番奥側に行き着いたが、その先は前に進めない。
なぜなら、その先は絶壁だった。
なぜなら、その先は絶壁だった。
岩場の先端の隙間から顔を突き出して覗いて見るが、ガスで真っ白け。なおかつ、雨風の強風が吹き付けてきたので早々に引き返す。
髭剃岩で楽しんだ後、岩場をどんどん進むと、今度はハシゴで一旦下るようになる。その先はカミナリ岩と言って大きく二段になっているクサリ場が出て来た。雨で濡れていてとても滑りやすいので注意しながら登る。
その先には胎内岩があり、ビバークも出来そうな隙間があった。間違っても野口さんと二人で 体を寄せ合ってのビバークは避けたいものだ(?)
髭剃岩で楽しんだ後、岩場をどんどん進むと、今度はハシゴで一旦下るようになる。その先はカミナリ岩と言って大きく二段になっているクサリ場が出て来た。雨で濡れていてとても滑りやすいので注意しながら登る。
その先には胎内岩があり、ビバークも出来そうな隙間があった。間違っても野口さんと二人で 体を寄せ合ってのビバークは避けたいものだ(?)
その後さらにツルツルの濡れた大きな段差の岩場があり、そこは足場がほとんど無くロープが無ければ登れなかった。腕力勝負になり、力技でクリアしていく。
さてさて乾徳山の一番のメーンイベント。鳳岩にやって来た。ほぼ垂直の高さ約20mの岩場ですが、あれれ・・・野口さんが居ない。
私が色々写真を撮っている間に、せっかちな野口さんはもう鳳岩を登ってしまっていた。登っている所を撮りたかったのに・・・・・残念。
鳳岩の下側は、ツルツルの一枚岩で足場がまったく無い。2m近くまで這い上がれば岩の割れ目に足を入れる場所があるので、そこまでクサリをつかんで無理やり力技で這い上がる。雨でクサリも岩場も濡れているのでとても滑りやすい。注意が必要です。
岩場の途中からは、もうクサリ無しでも登れました。
私が色々写真を撮っている間に、せっかちな野口さんはもう鳳岩を登ってしまっていた。登っている所を撮りたかったのに・・・・・残念。
鳳岩の下側は、ツルツルの一枚岩で足場がまったく無い。2m近くまで這い上がれば岩の割れ目に足を入れる場所があるので、そこまでクサリをつかんで無理やり力技で這い上がる。雨でクサリも岩場も濡れているのでとても滑りやすい。注意が必要です。
岩場の途中からは、もうクサリ無しでも登れました。
メーンイベントの鳳岩を這い上がれば乾徳山2031mの頂上はすぐそこでした。雨は降らなくなったが生憎の天候で、ガスで真っ白け。展望は全くありません。非常に残念です。晴れていれば、 富士山・南アルプス・八ヶ岳・奥秩父の山々などの360度の大展望なのですが・・・・。
野口さんは、いつも登頂すると、もう目的は達成したさあすぐに下りるぞと言い出します。普段は早く帰ってキンキンに冷えたビールを飲みたいがためです。でも、本当は可愛い奥さんの顔を早く見たいのかもしれません(?)逆に、私は家には帰りたくない。時間も十分にあるのだからもう少し余韻に浸ると言うかのんびりしたいのですが・・・・。
野口さんは、いつも登頂すると、もう目的は達成したさあすぐに下りるぞと言い出します。普段は早く帰ってキンキンに冷えたビールを飲みたいがためです。でも、本当は可愛い奥さんの顔を早く見たいのかもしれません(?)逆に、私は家には帰りたくない。時間も十分にあるのだからもう少し余韻に浸ると言うかのんびりしたいのですが・・・・。
晴れそうもないので、少し休憩して早々に下山する事にします。さっきの鳳岩を下るのは危険なのでまき道を下ります。濡れて滑りやすい二つの短い垂直のハシゴを下り、岩場をどんどん下って行く。
カミナリ岩もクサリにぶら下がりながら慎重に下りて行き、何とか無事に滑りやすい岩場の 危険ゾーンを抜け出し、尾根から樹林帯に突入。途中、高原ヒュッテ(避難小屋)に立ち寄り中を覗き、その後無事に登山口まで下山しました。
今日は台風の影響で悪天候だったので、結局、誰一人にも出会わず貸切状態でした。
乾徳山は、樹林帯・草原・岩場と一粒で三度美味しい人気の山で、特にスリル満点のクサリ場の岩場が楽しめます。皆さんも一度はチャレンジしてみては・・・・・?
今日は台風の影響で悪天候だったので、結局、誰一人にも出会わず貸切状態でした。
乾徳山は、樹林帯・草原・岩場と一粒で三度美味しい人気の山で、特にスリル満点のクサリ場の岩場が楽しめます。皆さんも一度はチャレンジしてみては・・・・・?
野口さん。天候の悪い中、お疲れ様でした。
(報告 大原)