月例山行報告 大相山(三木町 881.1m)
令和04年03月06日(日)
参加者:4名
08:29 登山口発 11:40山頂着 12:19山頂発 14:03登山口着
参加者:4名
08:29 登山口発 11:40山頂着 12:19山頂発 14:03登山口着
193号線沿いの登山口にある金比羅神社の向かっって左側から歩き出す。
朝の気温は比較的暖かく7度くらいだった。このところ月例山行はずっと吹雪がらみの悪天候だったが、今日は風は強いけれど快晴。
ISDさんを先頭にゆっくり登っていく。時折突風が吹いて寒風に耳が痛い。
途中上着の交換などしながら先に進む。痩せ尾根の周囲は木立に囲まれて、冬枯れで葉は落ちているが遠くは見渡せない。
標高差600mくらいの登山道なのだけれど、結構急傾斜の斜面が多い。四、五カ所くらいにロープが張ってあった。登りは良いけど、下りは大変だなあと思いながら、登って行く。
急な傾斜の登りで汗をかきそうなのだが、強い寒風に吹かれるので、あまり汗をかかない。相変わらず周りは木々ばかりで眺望がきかない。
山頂に向かって左側は植林地帯なのか、所々伐採されて倒れた木々も多い。KMさんの話だと楢や檜の木が多いみたい。なだらかになった登山道の途中に面白いものを見つけた。一本の木の途中がそこだけ風船のように丸く膨らんでいる。OHさんは真面目な調子で「木の癌や」と言う。
檜は、時期が来ると籾殻のような殻が破れて他の土地に飛んで行って、そこで種を下ろし芽が出る。
木々があまり満員電車のように混み合った場所だと、陽光が十分に当たらず成長出来ないから、適宜人為的に間引きしてやらないといけない。
木はだいたい60年周期で大きくなったものを伐採して、新しく植林するという。それ以上置いておくと大きくなりすぎて人間にとって扱い難いものになるそうだ。
途中から笹が茂る場所があった。標高が高くなったせいだろうか?
分岐点に来ると大滝寺への標識があった。「遍路道」の標識があちこちに見えたが、こんな急傾斜の道をお遍路さんが通るのだろうか?
山頂はやはり冬枯れの木立に囲まれて眺望は無い。登山道上に山頂の標識があった。
先に歩みを進めてみたが、すぐ先で荒れた灌木が生い茂った状態で道は無くなっていた。
下りの途中、OHさんが「おーい!」と呼ぶのでので何かと見上げると、道を間違えてしまい、違う方向へ行ったらしく、引き返した。
帰り道は案の定、ロープの下りで四苦八苦して、KMさんも私も枯葉で滑って転んだ。例によってOHさんの餌食となってしまった、残念!ゆっくりな登りだったせいか、下山後もさほどの疲れも残らず、痛みも無く歩けて幸運な山行となった。
兼島 記