2022年10月14日

上信越の三座を登る

上信越の三座を登る   長山、岩部、平野

暑い夏が過ぎ、涼しくなってきた。そろそろ2000m級の山へ行っても暑さでへばってしまうこともないだろうと考え、以前から気になっていた上信越の山、三座を登ることにした。


白砂山(2139.8m)
2022年10月12日 曇り
野反湖登山口6:40-岩堂山9:40-白砂山11:10-岩堂山13:10-野反湖登山口15:40

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前夜、野反湖湖畔のキャンプ場で泊まったが、未明に雨が降ったようだ。天気予報は晴れと報じていたが、周囲はガスが舞い山の全景が見えない。空気もしっとりとしている。登山口には広い駐車場があり、登山者が三々五々、登山の準備をしている。

最初、広い緩やかな登山道を登っていった。すぐに沢を渡渉し、広葉樹の森の中の登り道になった。緩やかな登りではあるが、登ったり下ったり、小さな上り下りが続く。次第にガスが晴れてきて、雨の心配はなさそうだ。途中、開けた所では野反湖が見える。周囲の木々が広葉樹から針葉樹に変わってくると、堂岩山に着いた。ここからやっと目的地の白砂山が見える。北側にガスが舞う白砂山は、思った以上に高く見えた。堂岩山から3~4回のアップダウンを繰り返し、赤や黄色に色づいていく木々の間を縫って頂上を目指した。

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頂上は広く、三等三角点と三本柱の標識があり、ゆっくり休憩できた。雲は多いものの頂上から遠く富士山を見ることができた。あまり馴染みのない山域なので、見えている山々が分からない。帰ってきて確認すると、榛名山、妙義山、浅間隠山等、上州の山々が見えていた。所々に青空が見えるものの、雲が多く、今日はあまり遠望がきかない日のようだ。

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頂上で会ったのは4名。静かな頂での休憩を切り上げ、野反湖に引き返すことにする。低層の雲は流れて、近くの山々を隠したり見せてくれたりしている。再び、アップダウンを繰り返して堂岩山を通過し、野反湖登山口まで下山した。

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今回の登山コースは、ぐんま県境稜線トレイルのコースの一部になっている。群馬県境稜線の約100kmを上越本線の土合駅から鳥居峠までを結んでいる。途中、百名山の谷川岳や四阿山、二百名山の白砂山や仙ノ倉山などがあり、麓には温泉も多い。結構面白そうな縦走コースになっている。


浅間山 (前掛山(2524m))
2022年10月13日 曇り
車坂峠6:35-トーミの頭8:25―前掛山11:10-トーミの頭14:05-車坂峠14:45

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今まで幾度となく北アルプスや中央アルプス、北岳から遠望してきた浅間山に登ることにした。活火山の浅間山は最高点の南西にある前掛山まで登山が許されている。

車坂峠より火山特有の赤い火山岩の道を緩やかに登って行った。今日も天気はいまいちで、周囲はガスが舞っている。空気も湿っている。槍が鞘のピークに着く頃にやっと雲も取れてきて西の遠望が利くようになり、トーミの頭では西方の展望を得ることができた。富士山、奥秩父、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳や仙丈ケ岳、中央アルプス、御岳山、乗鞍岳、北アルプスは槍ヶ岳や穂高岳から剣岳までの山々が、くっきりと見える。

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トーミの頭から湯の平まで草すべりと呼ばれる約300mの急降下がまっていた。何処を下るのかと思うような所をくねくねと九十九折りに下っていく。湯の平は落葉松が黄色く色づき始めていて、もう少し寒くなれば真黄色になるだろう。賽の河原分岐から段々と傾斜が増してく
る。ザラザラの道を登っていくが、高度が上がるにしたがって風が強くなってきた。

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第一外輪山の縁に着くと、風速20mくらいの強風が吹きつけ、周囲は何も見えない。吹き飛ばされそうな風だ。外輪山の縁に沿ってさらに進むと、前掛山の標柱を確認した。強風が吹き晴れそうもないので、すぐに下山にかかる。高度を下げ、湯の平に近づくと風も収まってきた。途中、火山館に寄り道をし、約300mの急登を登り、車坂峠へ下山した。

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四阿山(2354m)
2022年10月14日 曇り時々雨
登山口6:45-的岩7:25―四阿山10:50-花童子宮跡11:20-登山口11:45

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朝起きて空を見ると、快晴の空に月が白く光っている。今日は、いい天気のようだ。昨夜は雨が降っていたので、今日登るのは無理かなと思っていた。

素早く準備をして歩き出す。道は整備されていて、周囲にたくさん生えている笹も刈り払ってくれている。小さい沢を遡っていくと、突然大きな岩の壁が現れた。的岩と呼ばれるこの岩壁は、幅2~3m、高さ10~20m、長さ200mくらいの大きな安山岩の壁で、天然記念物になっているそうだ。ここから尾根にのり、急登が始まる。

尾根を登って行くうちにガスが湧いてきた。2000mを越え2100mぐらいから霧雨も降り出した。レインウェアを着るほどでもないが、今日は雨なのだろうか。2250mを越えると霧雨は止んだ。

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頂上には二つの社がある。霧雨は止んだが、ガスが舞って何も見えない。頂上であった登山者は、6~7名。菅平から登ってきた登山者は登山道に笹がたくさん被さっていて、濡れた笹の葉を掻き分けて歩いたため、びしょ濡れになったとボヤいていた。嬬恋村側の登山道は非常によく整備され草刈りもされていて濡れることもなかった。食事をし、少し休憩したのちに下山にかかる。2250m~2100mの間は再び霧雨。この間が雲の一番濃い所を通過しているようだ。

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分岐に着き、花童子宮跡コースを下る。下り始めてから5分ほど降りた所で、先頭を歩いていた長山さんが、「熊だ!」と後ろを振りむきながら言った。直後、右前方の斜面を大きい黒いものが一つと小さい黒いものが二つ、転げ落ちるように斜面を下って行った。「あっ熊だ!」と思う間もなく姿を消してしまった。一瞬の出来事で唖然としてしまった。

用心のため、ここから熊鈴を出して下った。登山道は、草原状になった花童子宮跡から広く緩やかになり、登山口までゆっくりと歩いて下山した。

posted by 高松山の会 at 20:00| Comment(0) | 個人山行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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