募集中!!{令和06年06月~令和06年08月の月例山行}
7/7 大滝山懇親会 香川県 1泊2日
毎年恒例の大滝山県民の森での夏キャンプです。今年はいつもの旧小学校ではなくすぐ上流にある第一キャンプ場施設で行います。なのでテント泊となります。例年とは少し違うので詳細は水曜会での確認が必要です。夜はホタルが舞い、朝はオオルリやコマドリ、アカショウビンの鳴き声が森に響く素晴らしいロケーションです。
7/13~7/15 焼岳周辺 長野県 宿泊山行
焼岳(標高2455m)は北アルプス南部のリゾート地、上高地の入口にある活火山です。大正池の対岸に聳える美しい姿は上高地のシンボルとして知られています。登山口は上高地、中尾温泉、中の湯とありますが、比較的短時間で登れる中の湯登山口がお勧めです。平湯温泉のアカンダナ駐車場上から中房トンネルを抜け、左に登り、中の湯温泉の少し上部の道路脇に小さな駐車場があり、道路反対側に登山口の標識があります。標高1600mなので3時間余りで山頂に着くでしょう。樹林帯からすぐに森林限界を越え、特に悪い所もなく火山特有の見晴らしのいい登山道が山頂まで続きます。
8/4 剣山周辺の沢 徳島県 日帰り山行
アプローチの良い沢はやはり北面の大剣沢でしょう。初心者向けの沢ですが適当に滝もあり、巻路も分かりやすいので楽しめます。入渓は見ノ越下の第二駐車場に車を置き、名頃へ下る道路を暫く歩くと対岸に大剣沢が正面に見える辺りに谷に降りる小道があります。標識はありませんがそれとすぐに分かるでしょう。出合から大剣神社下まで標高差600mの沢登り、3〜4時間程度かかります。沢靴は必須です。
8/10~8/14 越後三山 新潟県 宿泊山行
この時期は暑さとブヨとの戦いになるでしょう。全山藪路と激しい岩稜の登降があり、快適なのは駒ケ岳の上部と中ノ岳の山頂付近だけでしょう。地図上のコースタイムは登山口の枝折峠から駒ケ岳までが7時間、駒ケ岳から中ノ岳までが5時間30分、中ノ岳から八海山の千本檜小屋まで12時間30分、八海山からロープウェイ乗り場までが2時間となっています。通常なら2泊3日で中ノ岳避難小屋、千本檜小屋に泊まることになります。また中ノ岳から下山する場合には十字峡まで標高差1600mを6時間かけて下ります。この時期は稜線上の水場が枯れるので厳しい縦走となるでしょう。雷の発生が多く注意が必要です。
9/8 若杉山(1,020m) 鳥取県 日帰り山行
若杉山は大山の南東部にある標高1021mのカヤトの山です。山頂付近は広く開けており、カヤの草原が広がっています。登山口は岡山県境の鳥取県側にある大谷集落、ここから北東に向かい、林道のコンクリート部の終点に駐車スペースがあり、車7〜8台が駐車できます。登山口の標高が650mあるので山頂までは1時間半程度です。山頂は大山を始め360度の展望を楽しめます。
9/28~9/29 四国登山大会(高月山) 愛媛県 1泊2日
高月山は南予の滑床渓谷の北に位置する標高1229mの自然林の静かな山です。登山口は北側の成川渓谷か、西側のスーパー林道を走って梅ヶ成峠から縦走するかのどちらかです。四国登山大会なので詳細は岳連より連絡があると思います。
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MTOKさんが昨日(6/22土)に日本百名山を完登されました。おめでとうございます。屋久島の宮之浦岳だったので、きっと感慨深かったことでしょうね。さて、この日本百名山、誰が決めたのかというと作家の深田久弥氏で、1964年7月に日本百名山として初版を発刊しています。選定の基準として「山の品格」「山の歴史」「個性のある山」、そして付加的条件として標高1500m以上(例外筑波山876m、開聞岳924m)を挙げています。山好きの人しか読まなかった比較的マイナーなこの本を世間に広めたのがNHKで、時期的には今から20年程前、映像化した影響は大きく日本百名山ブームを引き起こしました。結果、登山客が大幅に増え、山小屋が混雑し宿泊代は高騰、静かな山歩きはできなくなりました。視聴率を求める余りにオーバーツーリズムを招くような行動は控えて欲しいものです。以前、槍ヶ岳直下で会った韓国人50人の団体の振る舞いには目に余るものがありました。大声をあげながら道など譲らず、あきらかに登山マナーを知らない観光客だと分かりました。そしてゴミ屑があちこちに…。上高地は観光客で溢れ、落ち着ける場所などなくなりました。ところで、事の良し悪しはともあれ、深田久弥氏の著書は山の魅力溢れるものでした。昭和36年初版の「わが愛する山々」や「瀟洒なる自然」「山頂での憩い」など山のバイブルとして読み漁ったものでした。そして、そこから「田淵行男・秋谷豊・西丸震也・白旗史郎」など昭和の文人、写真家などを知り、山への憧れがどんどん広がって行きました。そして山へ・・・ (久米 記)