2024年05月01日

水曜会日記 2024/05/01

8名参加。

●山行報告:月例山行は無し。

●個人山行:会長 4/27~4/28 高松一高の登山部員と竜王山登山(オブザーバーとして)

●山行予定:月例山行 5/3~5/5 守屋山、諏訪山(1,500mくらい)
参加希望者:4名
NGC宅に朝8時に集合。冬山装備は不要(標高が低い)念のため、チェーンアイゼンを持参。食糧、装備は各自で。
登山届はOHR氏がYAMAPPで作成し、登録済み。

●その他:7/6~7/7の毎年恒例の大滝山懇親会は、いつもの管理棟が予約の空きが無く、管理棟から奥へ400mくらい行った場所の
木立の平地へテントを張って実施することになった。
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2023年02月05日

月例山行:伊予富士山行報告

月例山行:伊予富士山行報告 令和04年02月05日(日)
参加者:3名
天候:晴れ

登山口発09:37→桑瀬峠発10:49→伊予富士山頂着12:37→同発13:28→登山口着15:35

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先週に続きまた雪山へ。今回は願っても無い快晴の中の雪山登山。先週の雪辱をやっと果たす。
OHR氏宅を朝7時過ぎに出発、西に向かって高速を走り、寒風山トンネルを抜けて瓶が森林道を上る。

林道はやはり所々凍っていてタイヤが滑りそうだが、NGC氏の運転は慎重そのもので安心。旧寒風山トンネルの前の駐車場はかなり埋まっている。天気が良いので登山者が多い。アイゼン等装着して登山開始したのは、午前9時半過ぎ。登り初めの急斜面は凍っていて氷が透けて見える。桑瀬峠に着く頃には大汗をかいていた。吹きさらしの峠も風があるが、蒼い空を見上げながら、休憩を取る。

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360度の眺望を楽しみながらの稜線歩きは、トレースもしっかりしていて風も無く快適そのもの。

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北側には綺麗な水平線が見え、東も南も山々の稜線が遙か向こうにくっきりと望める。これほど天候に恵まれた山行は随分久し振りだ。桑瀬峠から一時間ばかり歩いて小高いピークを越えると、今日の目的地の伊予富士の姿が現れた。山頂が見えてからの伊予富士の麓はなかなか着けない。山はそんなものだと…

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山頂直下の鞍部で昼食休憩とした。同じ場所で一組のカップルが同じように昼休憩をとっていた。ガスコンロで湯を沸かし、カップ麺とスープを作っていた。そう言えば、わが山の会は、日帰り山行ではガスコンロを使うような休憩をしないなあと考えていた。私の個人山行では、友人がよくコンロを使ってコーヒーとかを入れてくれている。山の会でもやったらいいのに…

ゆっくり休憩してから山頂直下の急斜面を登り出したが、中ほどまでは問題無く行けたけれど、傾斜が急になるほどに、私の足許がおぼつかなくなってきた。雪を甘く見て12本爪のアイゼンを車に置いてきたので、私はチェーンアイゼンしか付けておらず、急斜面の深い雪ではあまり用をなさない。疲れているので、踏ん張る足にも力が入らず、何度も滑りそうになる。這々の体でやっとこさ頂上まで登った。

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頂上は風も無く、暖かくて素晴らしい眺望だったが、私は下りが気になって仕方が無い。チェーンアイゼンでは無事に降りられるかどうか…OHR氏が心配して自分の持っている12本爪アイゼンを貸してくれた(幸いにも長さを調節出来るタイプのものだった)ので、それを装着して降りたが、足許の安定感はチェーンアイゼンとはまるで違い、安心して足を出せた。

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ギアの選択は重要なのだと思い知った。そのOHR氏は登り同様チェーンアイゼンのまま降りたのだから、やはり雪山に慣れているという事の違いなのだろう。
山頂直下の鞍部まで降りれば、あとは登り同様チェーンアイゼンに付け替えて快適に歩いて行ける。

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天気が良いので、下りもたくさん汗が出て、目にしみる。桑瀬峠で小休止を取り、景色を楽しみながらひたすら降りる。

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登山口付近は日陰になっているせいか、雪のついた氷になっているので用心しながら降りていく。

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今回は天候に恵まれて、快適な山行になった。私自身は反省すべき点があったけれど…同行者のお二人には感謝しています。

兼島 記

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2022年12月18日

月例山行 石鎚山山行報告

月例山行 石鎚山山行報告  2022.12.18
参加者 木村、十河、島田、岡田美、兼島

 今期最高の寒波が襲来するという予報の厳冬の中、朝7時過ぎに高松西インターに入り、西へ向けて出発。車外温度は2度くらい、まだ薄暗い。大雪を想像して、ロープウェイの麓駅付近の車道は雪で埋もれているだろうと思っていたが、予想に反して雪は全く無し。8時半過ぎに石鎚山ロープウェイの麓駅に到着し、装備を終えて9時20分のロープウェイに乗り込んだ。高度が上がると徐々に雪景色となっていく。山頂駅を9時40分頃出発。

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 他の登山者は早々に出発したらしく、歩いているのは私達だけ。

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会長が神社脇の店の登山届に記入して歩き出す。

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曇ってはいるが、雪も降ってはおらず、風も無い。しばらくは静かな雪道の登山道を快適に歩く。

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 1時間ばかり歩いて来た辺りで風が出て来た。雪もちらつき始め、かなり寒い。あめ湯茶屋の小屋で休憩を取る頃にはかなり疲れていた。テルモスのお湯で温かいコーヒーとパンを食べる時、素手になっていた時間が長かったのがまずかったらしく、登山を再開する頃には手足の指に感覚が無くなるくらいで、その後もなかなか感覚が戻らず難儀した。

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 それでも夜明かし峠を過ぎ、二の鎖元小屋につくまでは比較的快適に歩けていたのに、そこから先がかなりしんどかった。歩き出してすぐに息があがり、すごく息苦しい。標高が上がって空気が薄くなっていたせいなのか、冷たい風を避けるためにマスクを付けたのが悪かったのか、山頂までがとても遠く感じた。

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 岡田さんも久しぶりの登山で足が思うように上がらないと嘆いていた。登って行く途中で下山してくる若い登山者達とすれ違った。十四、五人くらいだったと思うが、皆、若い。私達のような高齢登山者達とは出会わなかった。
 
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 山頂に着いても、例年ほどには雪も無く、吹雪でかすんで周囲がほとんど見えない。集合写真を撮ろうとしてもあまりの低温のためか、スマホの画面が真っ黒のまま作動しない。島田さんの話では気温がマイナス10度だったとか。やはり彼のスマホも機能していなかった。

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木村さんがアウトドア用のデジカメを持っていたので、それで集合写真を撮った。

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 この時点で午後2時前。ロープウェイの最終便が5時発なので、それまでに山頂駅まで戻らなければならない。急いで下山を開始し、走るように(と言いたいが、雪道だし、下りは危険なので、用心しながら)気持ちだけ焦って足早に降りる。前社ケ森くらいまで急いで降りたら2時間くらい余裕がある、というので、そこからはゆっくりと歩くことに…

 展望台まで降りて来ると、天気が好天して綺麗な夕焼けになっている。

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 道中雪のため、ほとんど写真が撮れていなかったので、せっかくだから瓶ケ森を入れて気持ちの良い絶景を写真に収める。無事午後5時発のロープウェイに乗り、周りの夕焼けを目に焼き付けながら降りて来た。

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 変わり易い雪山の天気に自然の脅威を感じつつも、とても寒かったけれど、一人では実行できなかったであろう雪山を、先輩方のご協力を得て無事に体験出来たことを感謝したい。

兼島 記

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2022年12月04日

月例山行報告 播磨アルプス&小野アルプス

月例山行報告 播磨アルプス&小野アルプス
2022年12月4日
報告者:松岡義史

 兵庫県南部にはアルプスの名前が付いた岩場のある山域が多いが、その中で11月の加西アルプスに続き、12月の月例山行として播磨アルプスと小野アルプスに登った。これで播磨平野の主要3アルプスを歩く事ができた。同行は加西アルプスにも同行した野口さん、大原さんと、島田さんだ。

(1)播磨アルプス
 播磨アルプスは高御位山(たかみくらやま、標高304m)を主峰とした、田畑と宅地が広がる播磨平野に囲まれた小さな山域だ。地図で北を上にすると、Uの字を逆さにしたような形で尾根が続いている。全部歩いても大した距離ではないし、尾根の標高も200~300m程度の低い山域だ。

 香川を朝7時に出発し、山陽自動車の山陽姫路東ICで播但連絡道路に入り、花田ICで降りて南に進み、国道2号線などを通りながら9時過ぎに播磨アルプス南麓の鹿嶋神社の駐車場に到着した。駐車場の側には巨大な鳥居が立っており、鳥居の向こうには登山道が見える。

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 この巨大な鳥居は山の上からもとてもよく目立つので、ランドマークとして役に立った。

 巨大な鳥居をくぐって鹿嶋神社の参道に入って行くと、名物のかしわ餅を売っている店が数軒並んでいる。かしわ餅が名物とは知らなかったが、山の上で食べるために、できたてホカホカのかしわ餅を買った。鹿嶋神社は大きな神社で、境内に入ると紅葉がきれいだった。鹿嶋神社の立派な本堂の横に赤い鳥居が立ち並ぶ石段があり、そこを登っていくと登山口がある。

 石段が終わりしばらく坂を登っていくと、早くも登山道はむき出しの岩に変わってきた。途中に見晴らしの良い展望台があり、そこを過ぎると岩場の上の道をどんどん登るようになる。

 周囲には大きな岩が一面に広がっている。

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 岩肌は風雨で削られて滑らかになっているため足場は乏しく、滑りやすいと言えば滑りやすいが、岩質がザラザラしているため、登山靴のソールのグリップを効かせながら踏ん張って登っていける。

 少し登ると、早くも下界の展望が開けてきた。先日登った加西アルプスと同様に、少し登るだけで開放的な岩場に出られるので、とてもお手軽に楽しめる登山だ。肉眼では見えにくいが、カメラを望遠にすると、遥か遠くに姫路城まで見える。

 最初のピークである鷹ノ巣山の山頂が近づくと傾斜は緩やかになり、広々とした岩場が気持ち良い。東には播磨アルプスの最高峰である高御位山の山頂が見える。

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 鷹ノ巣山の山頂のすぐ東には東峰があり、標高は東峰の方が少しだけ高い。多少のアップダウンはあるとは言え、なだらかな歩きやすい尾根道なので、すぐに東峰に到着した。西を振り返ると、鷹ノ巣山の山頂が間近に見える。

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 東峰の山頂で、先ほど買ったかしわ餅を食べる。まだ暖かくて美味しかった。

 東峰から30分ほど歩くと、高御位山の山頂に到着した。山頂には立派な社があり、多くの登山客が休んでいたが、山頂は意外に寒かったので、しばらく休憩したら下山を開始した。

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 山頂の社から東にむいて立派な参道が付けられており、最初は参道を歩いて下る。しばらく下ると、直接麓へ下山する道があったが、今回はそこから別れて中塚山まで回って下山する事にして、登った道と同じような大きく広がる岩場の道を下っていく。

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 その後、樹林帯を通って中塚山から麓に下山し、最後は舗装路をテクテク歩いて鹿嶋神社まで戻った。

 順調に駐車場まで戻ったため、まだ少し時間があったので「ついでに小野アルプスにも行ってみよう」という事になった。

(2)小野アルプス
 小野アルプスも播磨平野に囲まれた小さな山域だ。標高は200m以下の低い山域だが、東西に細長く、全部歩くとかなり時間がかかる。私以外の3人は以前、小野アルプスに登った事があり、小野アルプスで見所なのは西の端にある紅山の岩稜だけとの事なので、今日は紅山だけ登る事にした。

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 鹿嶋神社から車に30分ほど乗って、紅山へ登る登山口の岩倉入口まで移動する。岩倉入口からは紅山の山頂に直登する樹林帯の登山道もあるが、今日は岩場を登るのが目的なので、南に向かって真っすぐ進む。しばらく進むと紅山の山頂が見えてくるが、そこから見ると岩場は全然見えない。さらに進むと「紅山岩山登り口」と書かれた標識が立っており、そこから山に入って行く。

 少しだけ樹林帯を登ると、いきなり周囲が開けた岩稜に出た。正面には山頂まで続く巨大な岩壁が出現した。こんなに大きな岩壁が広がっているとは思わなかったからビックリした。

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 しかも、大きいだけでなく、かなり急な傾斜だ。少し登って下を振り返ると、長い岩尾根が延びており、だんだん傾斜がきつくなってきたのが分かる。

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 傾斜が非常に急なうえ、岩肌は風雨で削られて滑らかになっているため、足場は乏しく滑りやすい。登山靴のソールで岩肌をとらえてなんとか踏ん張って登っていくが、登るにつれて傾斜はますます急になっていく。横を見ると、いかに急な斜面なのかがが良く分かる。

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 なんとか岩場の最上部まで登り終えてあらためて下を見ると、登るのはなんとかなっても、ここを下るのは危険そうだと思った。ようやく到着した紅山の山頂(標高184m)は少しだけ開けていて、山頂標識などが立っていたほか、「岩場を下るのは危険です。北側コースを利用しましょう」という警告の注意書きもあった。北側コースは直登の登山道で、そちらに行けば岩倉入口まで安全に下山できる。でも、せっかくなので岩場を降りようという事になり、恐る恐る足を踏み出していく。ただ、見た目ではとても滑りやすくて危険そうな岩場の下りだが、実際に下り始めると、なんとか滑らずに下っていけた。でも、下まで降りてから登っている人を見上げると、全身で岩にしがみついて登っており、ちょっと滑ると下まで転がり落ちてきそうだった。

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 登りも下りもあっさり終わり、ほんの1時間ほどの紅山登山だったが、期待通り面白かった。小野アルプス全体を歩いた訳ではないが、これで十分だ。

 先月の加西アルプスと同じように、播磨アルプスも小野アルプスも、とてもお手軽で簡単なピクニック登山だったが、楽しい岩場と素晴らしい展望が楽しめる良い山だった。


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2022年11月06日

月例山行報告 加西アルプス

月例山行報告 加西アルプス
2022年11月6日
報告者:松岡義史

 兵庫県南部には小野アルプスや播磨アルプスなど岩場のある山が多いが、その中で今回は月例山行として加西アルプスに登った。
 加西アルプスは東の善防山と西の笠松山を主峰とした、東西に横長い山域で、田畑と宅地が広がる播磨平野に囲まれた標高250m前後の山々だ。

 香川を朝7時に出発し、山陽自動車の加古川北ICを降り、9時過ぎには加西アルプス北麓の善防公民館に到着し、そこに車を停めて9時半頃に出発した。

 善防公民館から直接、善防山に登るルートもあるが、そのルートは樹林帯を歩くため面白くないようなので、善防公民館から少し東に戻ったところにある善防山登山口から登る事にした。登山口近くの野田池からは善防山の山頂付近が良く見えた。真ん中左の尖ったピークが第二頂上で、真ん中右の緩やかなピークが善防山山頂だ。

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 登山口から入ってしばらく山麓の雑木林を歩くと、いきなり周囲が開けた岩稜に出る。岩場の傾斜は緩くはないが、岩質はマグマが冷えて固まった流紋岩や火山灰が固まった凝灰岩などの火山岩が多く、滑りにくくて歩きやすいため、順調に登っていける。

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 ほんの少し登っただけで素晴らしい展望が楽しめるため、多くの登山客が歩いている。広々と緩やかに続く岩稜の向こうには、整った三角形の善防山第二頂上と、その奥の善防山が間近に見える。

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 しばらく岩稜が続いた後、樹林帯の急な坂を登ると第二頂上に着く。ただし第二頂上は周囲の木が茂っていて展望は無い。そこから少し西に進むと、すぐに善防山の山頂に着く。山頂はかなり広く、北側は展望が開けていた。ここには、かつて善防山城があったらしい。見通しが良いので城にはうってつけの立地だっただろう。

 善防山の山頂を後にして、次は笠松山に向かう。山頂から西へ下ると、笠松山の尖ったピークへ続く岩稜の道が見えるようになり、その右には岩肌が白くむき出しになった笠松山北東斜面の石切場が見える。

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 善防山と笠松山の鞍部に下ると、2つの山の間に深く切れ込んだ谷間があり、そこに架かる吊橋を渡る。吊橋の下には下山時に通る予定の林道が走っているが、上から見ると高度はかなり高そうに見えた。
 吊橋を渡ると一段と急な大きな岩場が現れる。鎖が設置されているが、滑りにくい岩なので、鎖に頼らなくてもしっかりと登る事ができる。

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 岩場を登って山頂が近づいてくると、山頂には展望台が設けられているのが分かったが、狭い展望台は多くの登山客で混雑しているようなので、その直下の岩場で休憩することにして、軽めの昼食を食べる。

 その後も次から次への登山客が登ってくるので、休憩を切り上げて山頂に進み、展望台に上がる。

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 展望台からはさきほど登った善防山が東に見え、さらに遠くには六甲山なども見えた。また南には山の合間から瀬戸内海も見えていた。

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 次々と上ってくる登山客のため狭い展望台はすぐに大混雑になったので、早々に下山する。下山は南の大柳ダム方面に向かって下りていく。途中に東屋があったが、ここも混雑していたので、すぐに下山を再開し、急斜面を降りていく。最後はかなり傾斜のきつい階段状の道を下ると、林道に出た。

 出発した善防公民館を目指して林道を歩いていくと、途中に古法華寺がある。ここには長石で彫られたたくさんの地蔵や仏像があり、なかなか面白かった。さらに林道を進むと、山腹に達磨が彫られているという看板があったので、急斜面の山道を登っていくが、どこにあるのか分からない。たまたま通りかかった登山客に教えてもらうと、対岸の断崖に大きな達磨が彫られていた。

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 再び林道に降り、さきほど通った吊橋の下をくぐって進み、13時過ぎには車を停めた善防公民館に戻った。
 休憩やお寺で過ごした時間を入れても3時間半程度で終わったお手軽な山だが、素晴らしい展望が楽しめ、また終始晴天で風も弱く、とても快適な登山だった。


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2022年08月28日

山行報告 岡山県・毛無山(1218.5m)から白馬山(1060m)

山行報告 岡山県・毛無山(1218.5m)から白馬山(1060m)
令和04年8月28日(日)
参加者 N氏夫妻、兼島
 
朝7時過ぎに西インターから高速道に入り、湯原インターで降りて、下道を毛無山ビジターセンターに向けて走る。県境近くになると空が晴れて来て清々しい空気になる。およそ3時間弱で登山口のビジターセンターに到着。

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トイレと装備を済ませて登山届を提出し、10時頃に登山開始。
   
沢沿いに歩いていると真っ赤なキノコが目に入った。先日TVでカエンダケという毒キノコの話を聞いたばかりでそれかなと思ってしまった。

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途中、最近の里山によくあるように何合目とかいう標識がたくさんあった。
毛無山山頂への登りは結構急傾斜の道が続き、気温は低くて涼しいが、2ヶ月半ぶりの山歩きはかなり苦しい。

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山頂に着いたのはほぼ12時前。

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昼食休憩を取りながら、親子とその従兄弟だという3人組の男性陣と話していると、これから白馬山に向かってそちらから登っている小さい子を連れた奥さん達と合流すると言う。後から一人で登って来た女性は福山から来たとかでやはり白馬山へ行くと言う。最初毛無山をピストンするつもりだったが(何しろ久しぶりで体力に自信が無い)、N夫人も行こうよ、と言うので頑張って白馬山まで歩く事にした。

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天気が良くて360度の眺望が楽しめた。

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北側に崩れた大山の南壁が綺麗に望めたし、東側には三平山も見えていた。やはり山の天気は晴れが一番。それに涼しい。汗で濡れた衣類が冷たい風に吹かれて寒いくらい。気温は見てないが、登山口で20度少しだったから、山頂は17度くらいでは無かったか…

白馬山への縦走路はゆるやかな下りで快適そのもの。その後の白馬山からの長い下りが待っているとはこの時は予想せず、下りの途中で古傷の右膝が痛み、辛かった。

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白馬から46分かかって無事下山したのが2時半くらい。まだまだ涼しくて有り難かった。
それから高松までほぼ3時間弱。
最初から最後まで一人で運転してくださったN氏にはひたすら感謝、有り難うございました。

兼島 記
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2022年06月05日

月例山行報告   楽しい岩場と絶景 小豆島霊場 碁石山・洞雲山

月例山行報告   楽しい岩場と絶景 小豆島霊場 碁石山・洞雲山 令和04年06月05日(日)
                            
参加者:4名

9時51分 碁石山 登山口 出発
10時47分 碁石山山頂着
11時11分 〃発
11時41分 洞雲山着
12時08分 〃発
12時46分 下山 登山口着

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今日は車で小豆島へ渡り、霊場碁石山・洞雲山の周遊をすることに…

軟弱な私たち、やはり港からの歩きだと、登山口までの歩く距離が相当長くなり大変なので、フェリー代が高くても車で移動です。

まず、土庄港から碁石山にある金毘羅神社の駐車場まで車で移動します。そこから本堂まで階段を上り、安全祈願。早速、見晴らしの良い展望が出迎えてくれます。

さらに、碁石山へ向かってスリリングな岩場を這い上がる。その途中には二つの祠があり、 そこからの360度の展望は素晴らしいです。何度も何度も振り返り、絶景を堪能します。

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岩場から樹林帯を通り、尾根の分岐まで上がれば、多少のアップダウンがある一本道で碁石山へは迷うことはありません。碁石山の頂上は一方向のみの展望でした。
次の洞雲山へ向かって、歩いた道を引き返します。

分岐まで戻り、さらにどんどん進んで いくと、展望の良い洞雲山の岩場に到着。

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そこからは、先ほど通った金毘羅神社からの登りルートや、碁石山と鳥居や、二ヶ所の祠がある展望の良い岩場がよく見えていました。

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ここの岩尾根、 絶景スポットがあちこちにあり、退屈しません。

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岩尾根の先端付近から下がって行く、岩場ルートが少しスリリングで楽しめました。

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その先にある夏至観音で有名な、霊場第一番洞雲山のお寺も覗いてみましたが、生憎曇っていたので夏至観音は見られませんでした。今年は、4日後の6月8日の午後3時過ぎの晴天の時に見られたそうです。土庄港へ戻る途中にあるオリーブ園にも立ち寄って帰宅しました。 

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大原 記



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2022年04月03日

4月月例山行報告 檀特(だんとく)山(

4月月例山行報告 檀特(だんとく)(さぬき市大川町南川・東かがわ市 標高631)

2022(4).4.3()花曇り メンバー:6名参加

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20数年前、STさんと夫と3人で登ったが林道登山口付近以外あまり覚えていない。

9時、道の駅みろくは独特の建物と終りかけた桜、裏に数本のモクレンが見事な美しい花を咲かせていた。

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6人そろったので県道10号を少し西へ戻り「爛川」(ただれがわ?)沿いの道路を南に10数分走ると桜満開の「南川自然の家」に着く()。標高270m付近のここが登山口となっていて、すぐ南側にある大森神社の駐車場(無料)3台停め、KMRさんとSGさんはここから23km歩く。あとの3人は林道登山口(標高450mくらい)まで車で行く。

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美しい花々や新緑の中を走り、山に入ると徐々に高度を上げ景色を堪能して登山口に着く。

ここから南方への登山道は、急坂と緩やかな尾根道が交互に出てきて登りやすいが、見晴らしはほとんどない。上部の30m程の急坂はロープがなければ滑り落ちそうなので女2人は巻き道を登る。

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55分で、大きな枯れ木と小さな石の社と3等三角点のある山頂に着く。

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樹々に囲まれ、わずかに北西側からさぬき市内や志度湾とうっすら五剣山の景色が見える。二人を待とうか思案していると雨がぽつぽつ降ってきたので20分程で下りにかかる。10数分下るとあのロープの急坂で、登ってくるKMR・SGの健脚組と行き違う()

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2人は山頂から別の登山道を(ひとつ東の下山口へ)下ったそう!大原さんはそれからみろくの低山歩きや白山などで遊んで帰ったそう!

私たち夫婦は昼過ぎには帰宅した。早春を告げるキブシやクロモジ()の黄色い花、赤いヤブツバキも咲いていた。

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[地図、山頂、SGさんと行き違う写真はOHRさんのを掲載させていただきました] 

野口節子記

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2022年03月06日

月例山行報告 大相山(三木町 881.1m)

月例山行報告 大相山(三木町 881.1m)

令和04年03月06日(日)
参加者:4名
08:29 登山口発 11:40山頂着 12:19山頂発 14:03登山口着

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193号線沿いの登山口にある金比羅神社の向かっって左側から歩き出す。

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朝の気温は比較的暖かく7度くらいだった。このところ月例山行はずっと吹雪がらみの悪天候だったが、今日は風は強いけれど快晴。

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ISDさんを先頭にゆっくり登っていく。時折突風が吹いて寒風に耳が痛い。

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途中上着の交換などしながら先に進む。痩せ尾根の周囲は木立に囲まれて、冬枯れで葉は落ちているが遠くは見渡せない。

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標高差600mくらいの登山道なのだけれど、結構急傾斜の斜面が多い。四、五カ所くらいにロープが張ってあった。登りは良いけど、下りは大変だなあと思いながら、登って行く。

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痩せ尾根の途中、陽当たりの良さそうな風の来ない場所で最初の休憩を取る。

急な傾斜の登りで汗をかきそうなのだが、強い寒風に吹かれるので、あまり汗をかかない。相変わらず周りは木々ばかりで眺望がきかない。

山頂に向かって左側は植林地帯なのか、所々伐採されて倒れた木々も多い。KMさんの話だと楢や檜の木が多いみたい。なだらかになった登山道の途中に面白いものを見つけた。一本の木の途中がそこだけ風船のように丸く膨らんでいる。OHさんは真面目な調子で「木の癌や」と言う。

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最近森林伐採に熱心なKM会長と話していると、今まで知らなかった事例をたくさん聞く事が出来た。

檜は、時期が来ると籾殻のような殻が破れて他の土地に飛んで行って、そこで種を下ろし芽が出る。

木々があまり満員電車のように混み合った場所だと、陽光が十分に当たらず成長出来ないから、適宜人為的に間引きしてやらないといけない。

木はだいたい60年周期で大きくなったものを伐採して、新しく植林するという。それ以上置いておくと大きくなりすぎて人間にとって扱い難いものになるそうだ。

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途中から笹が茂る場所があった。標高が高くなったせいだろうか?

分岐点に来ると大滝寺への標識があった。「遍路道」の標識があちこちに見えたが、こんな急傾斜の道をお遍路さんが通るのだろうか?

山頂はやはり冬枯れの木立に囲まれて眺望は無い。登山道上に山頂の標識があった。

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先に歩みを進めてみたが、すぐ先で荒れた灌木が生い茂った状態で道は無くなっていた。
               
下りの途中、OHさんが「おーい!」と呼ぶのでので何かと見上げると、道を間違えてしまい、違う方向へ行ったらしく、引き返した。

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帰り道は案の定、ロープの下りで四苦八苦して、KMさんも私も枯葉で滑って転んだ。例によってOHさんの餌食となってしまった、残念!ゆっくりな登りだったせいか、下山後もさほどの疲れも残らず、痛みも無く歩けて幸運な山行となった。

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兼島 記
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2022年02月06日

2月 月例山行報告 花見山1188m(鳥取県)

月例山行 花見山1188m(鳥取県) 
令和04年02月06日(日)
参加者:4名

登山口出発 9:21 登山口着 15:20 (休憩時間1時間)

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雪を求めて花見山スキー場へ。

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気温-7度。寒波がやって来て思っていた以上に雪が積もり、深雪ラッセルになって、時間がかかりタイムオーバーとなった。

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深雪でスノーシューを持ち上げるのが重い。

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それがボディーブローのように効いてきて…さらに、日頃のトレーニング不足で最後には両太ももの付け根が痛くなり、足が上がらなくなってギブアップとなった。

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体力不足を痛感させられました。

スノーシュー脱着等で濡れないようにゴム手袋や替えのインナー手袋を用意し、スマホやGPSの画面操作にタッチペンも準備していると便利です。分厚い手袋をしていると細かい作業が出来ません。かといって、素手ではすぐにかじかんでしまうので、少し薄めのゴム手袋があればまだ濡れなくていいと思います。

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 気温がとても低く、完全に凍結してしまったアイスバーン状態の林道がツルンツルンで、ブレーキを踏むとすぐにロックして横滑りする。下り傾斜方向にドンドン車が落ちていきます。4WDでスタッドレスタイヤを装着し、アンチブレーキが付いていても、凍結路面ではハンドルが効かず、ガードレールや雪の壁にアレヨアレヨと向かっていきます。なるべくスピードを出さない事が一番ですが、オートマチック車はエンジンブレーキの効きが悪いので、急な下りになると段々とスピードが出てしまい、そこでブレーキを踏むとすぐにタイヤがロックして横滑りし、最後には車のコントロールが出来なくなってしまいます。しかし、フロントタイヤにチェーンを付けると劇的にハンドルが効き、安心して走れます。横滑りしだしてそのままブレーキを踏みっぱなしでは絶対ダメです。タイヤがロックしたままでいくらハンドルを大きく切ってもどうしようもありません。ポンピングブレーキなどをしながら、下り傾斜の方へじわっと車が動いて行くように体制を立て直します。ハンドルを大きく動かしてはいけません。凍結路面の数多くの経験が無いと、これがなかなか出来ません。

私も、車で信州・北陸・東北・北海道とスキー場巡りで行き、色々危機一髪的な事も何度も経験してきました。 

 北海道でも山の峠を走っていると、何台も落ちている車を横目で見ながら走りました。交通量が多い小樽の町中は、特に交差点の前後中は完全なスケートリンク状態でした。それでも、4WDではない車が、チェーンも付けないで横滑りしながら走っているのには驚きました。

大原 記
  







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