2021年02月07日

山行記 丸笹山(1712m)から赤帽子山(1620m)への縦走

山行記 丸笹山(1712m)から赤帽子山(1620m)への縦走

赤帽子山.PNG

2021年2月7日(日曜日)、午前8時前に国道193号線沿いの夏子ダム管理所に集合。

参加者は、K会長、S氏と私の3名。今日は少人数の山行になった。S氏の車に同乗して出発。「てんきとくらす」の前日の予報に反して快晴の空。登山口の夫婦池には午前9時45分頃到着した。ここまで来る道中にもほとんど雪は無し。登山口の駐車場には私達の車だけ。この時点でも気温は低いが、風も弱かった。雪山を想定して完全冬装備で歩き始める。(9時52分)

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 登りは尾根道を使い、下りに北斜面のトラバース道を歩くことにした。緩い傾斜の登りを会長を先頭にして、私、S氏が続く。会長のゆっくりした足取りに安心して付いて行く。しばらくは鬱蒼とした木立の中を登るが、それにしても予想以上に雪が無い。所々残ってはいるが、まるで秋か、春の山のよう。木立を抜けると快晴の空の中、くっきりとした眺望が開けた。

 予報では12m~15mの風となっていたので、あまりに風が無くて拍子抜け。あっても3mくらいか。11時6分に丸笹山山頂に到着。

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 正面に剣山の頂上小屋がかすかに見える。右手には遠く三嶺も望めた。左側にはこれから行く赤帽子山の手前のピークも見えている。目に入る対面の山々の稜線にも雪はあまり付いていないようだった。年末年始の大雪が年明けの暖冬続きで溶けてしまったみたいだ。山頂で軽く食事しながら写真を撮って、11時43分に歩き出そうとしたら、足下に黄色いラインの入ったテルモスが目に入った。自分のと全く同じサイズのものだったので、あれ、しまい忘れたかな?と思ったが、誰かが忘れて行ったものらしい。取りに来るかもしれないという事で、そのままにしておく。

 丸笹山から赤帽子山までは、長い下りが続いたが、広い稜線歩きもあって、周囲の景色を楽しみながらの道中で快適な山歩きだった。冬装備で厚着の私は結構汗をかいていたが、他のお二人はほとんど汗をかいていないと言う。稜線に残ったわずかな雪を踏みしめながら13時58分に赤帽子山の山頂に着いたが、赤帽子山の三角点はもう少し先にあるというので、そこまで歩いて三角点にタッチしてきた。ここまでに、私は左のストックのスノーバスケットを落としてしまい、帰り道は探しながら歩いたが、結局見つけられなかった。

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 帰りは、丸笹山と赤帽子山の分岐点まではそのままピストンで歩き、分岐点から北斜面のトラバース道に入る。北斜面の登山道は稜線の道とは様変わりして小さな石がゴロゴロとしたザレ場で、しかも所々凍っていて滑るし、アイゼンが無いとかなり危なっかしい。私はこの日S氏のお勧めで購入したチェーンアイゼンを初めて装着していたが、これはすこぶる便利なツールだと実感した。凍った雪の無い泥道でも邪魔にならないし、なにより軽くて携帯するにも嵩張らず、着脱が簡単。日本アルプスの雪山ではとても間に合わないかもしれないが、冬の軽登山にはもってこい、だと思う。

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 下山途中の道で小さな氷瀑を作っている場所があった。この付近はかなり気温が低いのだろう。厚い氷の壁になっていた。
また、この道の途中で誰かが落としたらしいスノーバスケットをひとつ発見した。まるで私の落とし物が出て来たみたいな気分。

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 下りは、赤帽子山を2時5分に出発して登山口の夫婦池に4時26分に到着した。休憩を含めて登り3時間半、下り2時間20分の行程だった。総じて、ゆっくりした歩調できつい高低差の少ない山歩きとなった。予想外に天候も良く、風も強く無くて快適な山行でした。                           お付き合い頂いたお二人に感謝致します。

兼島 記

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2020年12月06日

月例山行 伊予富士

12月月例山行報告 伊予富士(1756m 愛媛県西条市)
2020(令2).12.6(日) 晴れ メンバー:5名

よく晴れ、風は山頂付近だけ少し冷たかったが歩行時は殆どなく、温かい一日だった。

9時半頃 旧寒風山トンネル駐車場に着いたが、登山口の駐車場は工事中で入れず 下の二つの駐車場もいっぱいだった。コロナといい天気のせいかな?ここで新田さんの車を見つける!

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コースタイム:9:50旧寒風山トンネル登山口—10:50桑瀬峠―13:20~30伊予富士山頂―15:40登山口 (登り3:30、下り:2:10 マイタイム)

私は膝関節症で登れる自信がないが皆に励まされ出発したものの 最初の荒れた急登20分余とその後の登りもきつくて息があがりそうだった。でも桑瀬峠に着くと青空や笹原が広がり、伊予富士・寒風・冠などのピークが見え、行けそうな気がして、夫と列の最後につく。

今日兼島さんは絶好調で男性2人を引き離し笹原の道をどんどん先へ進むのが見える。途中の樹林帯を越したところで(11:10頃)帰ってくる新田さんに会う。前泊で早朝から登り始め伊予富士をこえて、東黒森、自念子の頭まで行ってきたそうだ。

笹原を下って最後の登りにかかったところで前の3人が休んでいる。そこから1時間もかかって皆からも10分遅れで山頂に着く。

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10人程の人々が思い思いに360度の展望を楽しんでいる。自前のサンドイッチをほおばりシャッターをきる。南方の山々は少しかすむ。

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伊予富士の下りがこんなにきついと初めて痛感した。痛む膝をかばい夫に見守られながら慎重に下っていく。中間のゆるやかなピークの笹原は足元が見えないほど茂っている。桑瀬峠までくると皆は休んでいたが、私たち2人はひと声かけすぐ下りにかかる。それでも3人に追い抜かれ数分遅れでやっと登山口について「武丈の湯」へ向かう3人と別れ18時半ごろ帰宅した。もう2度と見ることはないだろう素晴らしい景色と仲間との楽しい思い出を心にきざんでそれからしばらく膝の痛みとつきあった。本当に有難うございました。

野口節子記

●山頂にて
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●振り返って
北斜面は溶け残った雪が…
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2020年11月23日

令和2年度安全登山指導者研修会「西部地区」

令和2年11月21日(土)~23日(月・祝)の3日間、香川県高松市にある香川県立五色台少年自然センターと五色台周辺で、全国から25名の研修生を迎えて、令和2年度安全登山指導者研修会「西部地区」が開催されました。新型コロナウィルス感染の第3波といわれる感染者の増加が続く中での開催となりました。そのため、香川医師や看護師の方々に御協力を頂いて、新型コロナウィルス感染症の感染防止対策の策定を行い、研修会期間中できる限りの感染防止対策の措置を講じました。

研修会のメインテーマは「気象」、これに加え、「山でのPDCA」、「登山の運動生理学」、「緊急時の対応」の講義と「山の天気(観天望気)」と「山でのセルフレスキュー」、「山での応急手当」の実技研修を実施しました。

第1日目は、北村講師から「山でのPDCA」の講義があり、リスクマネージメントに基づいたPDCAを行う重要性が指摘されました。次に、山本講師から「登山の運動生理学」の講義があり、トレーニングの必要性を指摘され、継続的な低山トレーニングを推奨されました。夕食後、猪熊講師から「山での気象予報と遭難」と題して、山岳遭難につながった天気の具体例を示しながら気象予報の重要性を講義されました。

第2日目は、長岡講師から「緊急時の対応」の講義があり、山の危険性の認識とガイドラインの設定の重要性を強調されました。その後、実技研修を行い、設定したコースで猪熊講師から「山の天気(観天望気)」の指導と長岡講師から「山でのセルフレスキュー」「山での応急手当」に関する松葉杖の作製や背負い搬送、ザック搬送の実技指導を受けました。夕食後、長岡講師から「山での応急手当」の実技研修を行いました。

第3日目は、北村講師の指導で「悪天候が原因の遭難事故の防止を目指して」をテーマにグループ討議を行いグループ毎に発表を行った後、講師陣も交えて討議を行いました。最後に、北村講師からリスクに向けた行動と対応に関するリスクマネージメントの必要性が強調されました。

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今回の研修会は、安全登山を行う指導者としての知識向上と実践的に指導していく手法の習得に資することができたと思います。3日間にわたる研修会を何事もなく無事に運営することができました。ご尽力いただいた講師の皆様、関係者、受講生の皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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平野 記
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2020年10月18日

2020年10月 月例山行報告 皿ヶ峰(1271m) 愛媛県東温市・久万高原町

2020年10月 月例山行報告 皿ヶ峰(1271m) 愛媛県東温市・久万高原町

期日:2020(令2).10.18(日) 曇り→晴れ
メンバー:8名(車3台)
コースタイム:風穴駐車場10:20‐風穴―ベンチ11:10-龍神平11:20~30-皿ヶ峰山頂12:05~35-(十字峠コース)-風穴駐車場13:35 (登り1:45、下り1:00)

高速を川内ICで降りると南方向に平らな山系(皿ヶ峰など)が見える。県道23号(伊予‐川内線)に入り「風穴」を目指して細いがよく整備された山道を登っていく。

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途中車の止まった登山口を何か所かやり過ごし、広い公園のような駐車場に着いた。標高は900m以上かも!雨後の日曜日でたくさんのハイカーの車が止まっている。

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準備をしてひと登りすると人気の「風穴」。ほとりにメタカラコウが黄色い花を咲かせている。そこから龍神平を目指して日陰のトラバース道を東へ1時間弱。龍神平(標高1145m)は一気に秋の気配!ススキなどがはえた広い湿地の周辺には、ガマズミやマユミの木が真っ赤な実をたわわにつけ紅葉も進んでいる。

愛大避難小屋の前を通り、さらに樹林帯を南西方向に登っていくと30分程で、10m?四方が平らになった皿ヶ峰山頂に着く。青空が広がり南と西の展望が少しある。

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[山頂付近から見る松山市]

南に大川嶺、身を乗り出して南東の方を見ると中津明神が、西方の展望は松山市と瀬戸の海。

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[山頂での山の会メンバー]

ベンチや丸木に腰かけて思い思いに昼食をとる。

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帰りは直接「風穴」を目指して北西方向(十字峠経由)に下る。皿ヶ峰の上部は気持ちの良いササ原が広がっている。尾根道の樹林帯を抜けると広い切り開きの道になり素晴らしい展望を楽しみながら下っていく。平坦な樹林帯に入ると左:六部堂、右:龍神平のトラバース道と交差し(十字峠)、その後は急な下りになる。

大きな茸がたくさん生えた枯れ大木にみんな色めき立つ。誰かが調べて「これはヒラタケらしい」と。西方1時間程?にある「引地山」への道標がいたるところにあるが行くという人はいない。

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[ヒラタケ?]

1時間ほどで「風穴」駐車場に着き解散。野口以外は温泉で汗を流して帰宅した。
駐車場付近の道端のアキチョウジ(紫)やキバナアキギリ(うす黄色)、トリカブト類(青)など秋の草花も楽しめた。私のゆっくりペースに合わせていただきありがとうございました。

野口節子記

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2020年09月20日

山行報告 東赤石山(1706m)から権現越 2020/09/20

山行報告 東赤石山(1706m)から権現越 令和02年9月20日(日)天候:曇り時々晴参加者:So氏、Ma氏、兼島

 コロナウィルス対策のため当初の年間計画を変更して、急遽東赤石山へ登ることになった。登りが長い事で有名な東赤石山、これで4度目くらいになるだろうか、初めて登ったのはおよそ14年前の台風接近時の大雨の時であった。雨で濡れた岩場を、登山を始めて半年くらいの時に登り、雨の登山が大嫌いになった。

 今日はそのような危険は無く、ひたすら自分の体力だけを心配していた。

 瀬場の登山口を6:39に出発。一番足の遅い私がトップで歩き始める。最初は薄暗い森の中を進んでいたが、段々陽が射してきて気持ちの良い木漏れ陽の中をゆっくり登っていった。標高が上がって眺望が良くなる頃には既に息が上がって胸が苦しい。かなりスローで登っていたので、足はまだ大丈夫な感じだったけれど、とにかく心肺が苦しい。縦走路の分岐に着く頃には座り込みたい気分だった。

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[分岐点]

 それでも頑張って山頂まで辿り着いた。山頂着11:02。

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[東赤石山 山頂にて]

 分岐地点までは他の登山者には全く遭遇しなかったけれど、山頂付近では数人の登山者に出会った。生憎登頂の頃は天候が優れず、束の間晴れたかと思ったらすぐに雲が広がり、せっかくの景観が楽しめない。登りで疲れたので長めの昼食休憩とさせてもらい、体力の回復を図る。

 11:59 東赤石山頂を出発して権現越を目指す。これが大変な稜線だった。快適だったのは、岩場の10分くらいの間だけで、その後はひたすらヤブコギ状態の道が延々と続く。シャクナゲの葉っぱとイバラの棘をかき分けながら進んでいく。足下の道は踏み跡はしっかりあるものの所々石が飛び出していて躓きそうになる。権現越までの後半はどんどん下降して行く道で方向を間違えているのではないかと不安になった。
13:02権現越到着。

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[権現越へ]

 しばし休憩。私は左足の指に豆ができて傷むのでSo氏に絆創膏を頂いて応急手当をした。Ma氏も疲れたのか、権現山に登るのは止めにすると言う。当初の計画では、権現越で私だけ待機してSo氏とMa氏は権現山に登る事になっていた。
権現越を13:27出発。登山道は比較的歩きやすく気温も低いので大きな問題は無い…

 が、登りと稜線のヤブコギで疲れてしまって、やたらと下山口までが遠く感じた。登りと同様トップを歩いていたが、たびたび道を読み間違える。明らかに道と思える所は問題ないけれど、どこを歩いても問題なさそうな場所ほど間違えてしまう。下山口付近になると杉の植林地帯が長く続いていた。それはそれで美しい光景ではあった。何とか床鍋の下山口に到着したのは15:44。休憩を含めておよそ9時間と20分の山行となった。私が同行していなければ確実に1時間は早く下山できていたと思う。体力の無い私に付き合ってくださったSo氏とMa氏には感謝したい。

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[杉の植林地帯を下る]

 後の水曜会でO氏とNo氏の指摘で思い出した事があった。平成22年の7月に当会に入会してその2ヶ月後の8月29日に(自身の山行記録に残っていた)保土野からの沢登りに参加した。あの時も疲労困憊して、稜線についた頃には身体が川の水で濡れていた事もあり、軽い低体温症になっていたのだと思う。同行していた女性会員の方がお湯を飲んだら良いよと言ってくれた。小雨が降っていたのと時刻が遅かったのでヘッドランプを付けて降りて来たのを覚えている。あの時下りに使った下山道が今回権現越から降りて来た道だったのだろうと…

あの頃から少しは強くなったのだろうか、それとも歳を重ねてさらに弱くなった…?

 少なくとも山に対する思いはかなり変わったのは確かである。実力以上に高望みするのは危ない。

兼島 記
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2020年07月19日

第64回四国登山大会山行 2020/07/19

第64回 四国登山大会山行 記録
2020 年 7 月 19 日(日)

愛媛県民ハイキング東予地区担当 愛媛山の会 渡辺二孝

日時 令和2年7月18日(土)~7月19日(日)
場所 石鎚ふれあいの里
山行 石鎚古道(36王子社)の一部を訪ねる

参加者 29名

※日程や行程、参加名簿などは当日配布した資料を参照願います

新型コロナ禍の中 、 長梅雨が明けない中、それぞれの 対策を盛り込みながらの実施となった。 会場は昭和61年閉校となった「高嶺小学校」跡を施設として利用している「石鎚ふれあいの里」で 、 昨年改築された「研修室」を開会式場とした。 前には石鎚の水を集めた加茂川が流れる。

愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟の峯本会長より、開催についていろいろと悩みもあったがコロナに負けないように実施に踏み切ったとの挨拶がされた。同室で四国役員連絡会等も実施され、その後「石鎚古道36王子社をめぐるDVD 」も放映した。

開会式.jpg

並行してすぐ隣の BBQ 棟で、懇親会を実施、西条市名物「いもたき」をあてにしながら、交流を深めることが出来た。宿泊は、研修室でのシュラフ泊や運動場でのテント泊が中心 と な った 。

翌日、予 定通り 会場 からスタート す る 山行が実施され 、昼前に全員帰着 (下記参考記録参照 。昼食の後、閉会式を執り行い、次期開催の香川県からの挨拶 が された 。


<山行記録>
午前8 時に「石鎚ふれあいの里」を出発。 加茂川 に架かる千野々橋(赤橋)を渡って 、県道 12号線を 横断する。 登山口 は民家の横の階段だ。セメント作りの階段を上がって、 つづら折の 山 道を 20 分位歩くと第4王子社 鞘掛王子社 についた。

参拝を済ませて、少し登るとトラバース道になり10分位で、第3王子社(大保木王子社)に着く 。 ここから5分位で極楽寺 。 全国に信者が
広がる お寺 という。 立派な本堂 である 。山道はここまでで、後はアスファルト道にな る 。

極楽寺.jpg

極楽寺から30分位で大保木小学校跡に着 いた 。ここで トイレ休憩や記念撮影の大休止とした。第2福王子社 桧王子社 は、道路から5m位高い所に社が あ り 、歩きにくい階段となだらかな 迂回路が有ります。

大保木小跡.jpg

さらに30分くらい山間の集落を縫いながらアスファルト道を歩くと、横峰寺に行く車道と出会う。 横峰寺に参拝する車がよく通り車が来たと声をかけながら道路の端を歩いた。15分位歩くと展望が良くなり 高森あ た り の 山並 み が 望 ま れ た。峠を越えると 急 に 展望が開け黒瀬湖が眼前に見えて 蒸 し暑さも一瞬忘れた 。

11時、 第 1王子社( 福王子社)に着き 、ここから 県道12号線に出て、廻して置いていた車3台と迎えに来てもらった1台の4台に分乗して11時30分頃「石鎚ふれあいの里」に帰って来た。

第一福王子.jpg

(記 RSCG 永井繁明)

参考 : 
香川県緊急メッセージ 2020/07/15 緊急メッセージ_.pdf
県スポーツ協会 2020/07/16 県スポーツ協会へR2.7.16.pdf
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2020年06月21日

月例山行 綾歌三山(城山~鷹丸山~猫山)報告 2020/06/21

●月例山行 綾歌三山(城山~鷹丸山~猫山)報告

2020年6月21日(日) 天候 曇り
メンバー:9名

行  程:森林公園駐車場8:55―9:25展望東屋―9:40城山10:00―10:30猫山・鷹丸山分岐(右)―11:25鷹丸山11:50―12:30猫山12:50―13:00高見峰分岐(左)13:15―14:05琴ヶ滝分岐(右)-14:20小さな滝と湿原14:35―14:50琴ヶ滝14:55―15:30森林公園駐車場 
所要時間:6時間35分 歩行距離:10.3Km 標高差:780m

まだ、コロナ終息に至らず、三密回避の為、各人の車で綾歌森林公園集合、総勢9名で賑やかに綾歌三山+鷹丸山を目指す。
天候は曇り、風も少しありこの時期にしてはまずまずの条件。

 まず城山(375m)までは40分程度のひたすら登り、途中熟したかに見えた山桃があり、試食するもまだ酸っぱかった。


城山は三山で最も標高は低いが展望は素晴らしく、讃岐平野、瀬戸内海が一望、皆、山座同定に余念がない。


 次は、稜線を猫山方面へ。すぐ正面に猫山のおむすびみたいな尖った山容が現れるが、先に鷹丸山(387m)を目指すこととし分岐を右に進む。

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ここからはトラバース気味に小さなアップダウンを繰り返し、最後は50mほどの登りだが案外距離があり歩き応えがあった。

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途中、地元で綾歌三山の登山道整備などをされているボランティアの方と暫く同行、登山道の状況等教えて頂いた。
鷹丸山の山頂は城山に劣らずの好展望、やや狭いが開けた山頂でのんびりと軽食休憩。

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 次は猫山(467m)、来た道を戻り猫山の南急斜面をジグザグで山頂まで登る。

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標高差140m、かなり急登だが一応道がつけられている。

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次は大高見峰を目指し、まず猫山を下るが、標高差170m、滑り落ちそうな急斜面、ほぼロープが張られているのも頷ける。
登りに使うと良い鍛錬になりそう、猫山は侮れない。

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 急斜面を下り、大高見峰への分岐鞍部に着いたのは13時過ぎ、何となく、「もう今日はこの辺でいいんじゃないか」との雰囲気が漂っている。協議の結果、引き返すことに。

 帰路は、琴ヶ滝を経由する事にしたが、その途中、猫山北面トラバース道は水量豊富で植物が美しい、反面、道路崩壊の後もあり、路肩注意の看板が立てられている。

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琴ヶ滝手前にも小さな滝があり、Y田さんの先導で更にその横を少し上ると、なんと、香川県にもこんなところがあるのかと言う、こぢんまりした美しい湿原が現れ、感動。

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 最後に琴ヶ滝へはトラバース道から斜面を下らなければいけない。少しお疲れのメンバーからは、「また登り返すのは嫌だ」との声もあったが、O原氏が、「滝経由でそのまま下山できたと思う」とか「思わない」とかの話もあり、結局全員、琴ヶ滝へ。 滝はそれなりに雰囲気があり良かった。残念ながら、そこからの下山道は見当たらず、全員気を取り直して再び登り返すことに。

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 その後30分ほどで森林公園駐車場へ戻った。大高見峰へは行かなかったものの、緑と滝、湿原があり、自然豊かな里山を満喫できた山行であった。
参加された皆様、お疲れさまでした。

島田 記
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2020年06月07日

月例山行 竜王山(1059.9m)報告

●月例山行 竜王山(1059.9m)報告

2020年6月7日(日) 天候晴れ時々曇り

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 久々の月例山行。コロナウィルス対策のため県外の山を避け、香川県唯一の1000m峰を病み上がりの会長を先頭に会員7名で登る。天候は朝から快晴。自宅付近は車外温度が24度だったけれど、登山口付近では22度と幾分気温が低い。

 登山口の奥の湯ふれあいの里から9時10分に登山開始。5分も歩かない内にマムシに遭遇する。蛇が大の苦手の私、出来るだけ遠巻きに逃げる。一番後ろに居たSo氏が「どこ?」とか聞いてる。今日の登山道は最初から最後までほぼ木陰に覆われていた所が多かったせいか、最初の登りも急傾斜だったけれど、比較的楽だった。途中何度か車道を横切る。車道を歩いていると、なんとペットのヤギと犬を散歩させている年配のご夫婦に出会った。

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 ペットのヤギを見るのは初めて。とても人懐っこくて可愛い。猫のようにスリスリしてくる。
        
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登山道のすぐ横にもの凄く伸びた孟宗竹?

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 会長のスローペースの足運びが膝を痛めている私には有り難かった。

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 中腹あたりにかなり広い範囲の伐採地があり、周りを鹿よけなのかネットで囲んであった。

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 下から見たときは何だろうと思っていたが、そこだけ開けているので、素晴らしく見晴らしが良い。

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 小さな草花もたくさん咲いていたけど、残念ながら花も景色も写真を撮り損ねてしまった。何年か前に山の日制定記念行事で同じコースを歩いた筈なのにこんな場所があったという記憶が抜け落ちてる、歳かなあ…その場所に、「四合目」の標識があった。

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 Ma氏の話では、トイレ休憩した竜王山キャンプ場からの登り口に「1合目」の標識があったようだ。私達は下の奥の湯温泉近くのふれあいの里から1時間くらい登って来ていたので、そんな所に「一合目」があるとは思いもしなかった。

 所々木漏れ陽の射す気持ちのいい木陰の道を快適に登って行く。11時20分くらいに讃岐竜王への分岐に到着。そこからの稜線では涼しい風が登山道を吹き抜けていくのがとても爽快。11時40分くらいに阿波竜王山山頂に着いた。


 途中でトレランをやっているらしい若い男性に「お疲れ様です。お気をつけて。」声をかけられたので、「そちらもお気をつけて。」と返した。山頂は木々の葉に覆われて景色が何も見えなかった。展望台まで登っても同じ。

 その下で昼食を食べていたら、上空でドローンの飛ぶ音が…見上げたら快晴の空にドローンの機体がすぐそこに見えていた。他の人の話ではかなり大きいタイプだと言う。

 会長の体調も良さそうなので、予定通り相栗峠に向かって12時20分に登山開始。今までと同じ快適な木陰の道なのだけれど、かなりアップダウンが激しい。下りが長く続く。
 阿波竜王の山頂から折り返して讃岐竜王の山頂で集合写真を撮る。会長がそれを山の会のLINEに載せようと言うので、その場でアップする。今までの月例山行とちょっと違った行動だ。

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 先頭が会長に代わって背の高いSi氏になった途端にペースがぐんと上がり、私は遅れがちになる。会長と同じ病み上がりのO氏も脚が痛いのか、最後尾でかなり遅れるようになったので、最初の予定を変更して相栗峠のピークを回避して中腹のトラバース道を行くことにしたが、まだ体力に余力を残したMa氏だけピークを歩いて先で合流する事になった。

 相栗峠に無事下山したのが2時15分。これから長い車道を駐車場まで延々歩かなきゃいけないんだなあとうんざりしていたら、トップを歩くSi氏がショートカットの道があると言う。これ幸いとばかりに喜々としてついて行く。ほとんど歩く人がいないのか、道らしくはあるけど、かなり荒れている。途中でSo氏の後ろを歩く会長が、「お!」と声を上げる。

 「Soさん、今蛇を踏んで行ったで!」枯葉で隠れてしまった道の上は危険だ!マムシでなくて良かった!荒れた獣道のようなショートカットの道を30分くらい歩いて、2時50分頃には朝車を停めた奥の湯ふれあいの里の駐車場に到着した。

 ほぼ半年ぶりの、5時間余りの山行を終えた時には、かなり脚が疲れてそれこそ棒のようになっていたけれど、天気も良く、暑すぎも寒すぎもなく、とりあえず体力がもった事に感謝。久々に気持ちの良い山歩きでした。同行者の皆様有難うございました。

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兼島 記




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2019年11月30日

初めての霧氷 二ッ岳(1647m)

令和 1年 11月30日  (天候) 晴れ
(メンバー) 長山・野口・久米

高松7:00 =>三島川之江 I.C(車)=>肉淵登山口9:00=>出発9:30=>峨蔵越11:10
        
名残りの紅葉が残る登山口。氷点下のシャキッとした大気の中を出発。空は快晴。絶好の登山日和だ。

林道から急な鉄階段を登って薄暗い杉林を急登する。
ここに来たのは久し振りだ。前回は30年近く前の2月だった。
登山道の位置も変わったし、こんな薄暗い杉林もなかった。
別子銅山や住友林業の伐採の影響が残っていて、峨蔵越までのトラバース道はもっと広く整備され、背丈程の灌木が視界を邪魔するだけで、明るく見晴らしのいい道だった。あまりの変貌ぶりに驚き、変わってしまった故郷をみる思いだ。

01二ッ岳登山口.JPG
[登山口]

ところで、先行する野口さんと長山さんはいつものハイペースで何やらボソボソ話しながらどんどん遠ざかって行く。
年寄りを置いてかないで少しは大事にしなさいと思うが、彼らの方が6つも上である。
弱音も吐けずトボトボ追いかける。

実は10月から無職になって以来、運動不足を補うため、週二日の里山歩きと、月一度の300名山の2座つぶし(往復1500㎞のドライブ込み)で痛めている膝がストライキを起こし、鈍い痛みが間断なく襲っていた。
グレートトラバースの田中陽希のようにはいかないのはわかっているが情けない。

02峨蔵越への水平道.JPG
[水平道]

登山口から急登の30分ほどで標高1000m余りの見晴らし台に着く。
ここからは峨蔵越まで山襞を緩る緩ると登る水平道だ。

標高1100m辺りで雪が出てくる。ツルツルと滑って歩きにくく、なおさら膝にくる。
北向きの水場のある沢筋の樹々には霧氷が付き、辺り一面真っ白でとてもきれいだ。
山の端を回り込むと峨蔵越が見え、先行する二人が休憩しているのが目に入った。

1時間半のコースですでに15分位差がついている。
峨蔵越は明るい草地のコルで「お待たせー」と何気ない声で言いながら、どさっと腰を下ろした。

見上げると二ッ岳の肩付近に続く稜線が霧氷にキラキラ輝き雪も付いているようだ。谷を挟んだ四国中央山地の稜線も霧氷に輝いている。この冬初めて見る雪景色に少し感動した。

ここから二ッ岳までは標高差400m、1時間半の登りだ。
10分程で二人は出発。私はというと、ここからの岩場続きの急登を考えるともう無理だった。
鯛の頭辺りまで行こうと誘われるが諦めることにした。
あんなにきれいな霧氷と新雪の山を目の前にして行けないのは、餌を目の前にしてお預けをくらっている犬になったような気がする。

しかし、このまま痛みを抱えて登り続けると二人にきっと迷惑をかけることになる。
第一、楽しくない。そんな冒険はやめようと思った。

先に下って車で待つことを告げ、ゆっくりと眺めを堪能する。

03峨蔵越えからの二ッ岳方面.JPG
[二ッ岳方面]

心と時間に余裕ができると、通り過ぎていった過去の二ッ岳の思い出が蘇る。
初めて登ったのは50年前。高校の春の新人大会で顧問の山岳部の先生に連れられ、瀬戸内側の伊予土居駅から中ノ川林道を延々と歩き、鉱山跡に幕営して山頂往復した。
この時、背負ったリュックは25㎏、登山経験が初めてだった一人の部員が休憩直後にオーバーワークで泡を吹いて痙攣しだした。
その後回復したが、この時、人間は本当に泡を吹くんだ、と初めての経験に驚いた。
翌日は鯛の頭やごつごつした岩が連なる稜線に、新人大会であることを忘れて弾け、先生に怒られた。そんな先生も去年他界してもういない。

峨蔵越からは、半年ぶりにチェーンアイゼンを履き、雪の感触を確かめる。
小さな爪がしっかりと雪面を捉え、これほど歩きやすく簡単便利なものはないと思った。
水平道も30分程で雪が消え、南側に回り込むと柔らかな陽差しが初冬の山を照らし始めた。

久米 記
柏原 転記
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2019年09月01日

富士山 山行報告 2019/08/30/~09/01

参加5名。

5:00集合-5:10出発-5:20三木IC-6:40淡路SA-8:30甲南PA
10:50浜松SA(昼食は浜松ギョーザを食べたが個人的な感想は上々の味であった。)
12:50御殿場IC-13:40富士吉田IC-13:45富士山パーキングに到着。
14:30シャトルバス-15:10五合目に無事到着した。


五合目で気温はすでに15℃で強風が吹き荒れ、明日の登山は大丈夫かな?と少々、ドキドキ感と不安感が入り混じっていた。辺りを散策して五合目を満喫した。大勢の人々で賑わっていたが、多くの人は言葉が通じない中国人らしき人々。夕食は富士山ラーメンを食べた。このラーメン、なるとと海苔に富士山の絵柄が入り、趣向を凝らしたものであったが、価格の割に味は微妙であった。すでに富士山価格であった。
富士山みはらしに宿泊し、早めの就寝となった。一人ずつ布団が与えられ、快適に寝ることが出来た。

富士山 2019 4.jpg

翌朝、4時に起床、準備をして5時に頂上に向けて五合目を出発した。

富士山 2019.09.01.jpg

天気は曇り、風は多少ある中、ドキドキ感と期待感を味わいながら一歩ずつ登っていく。七合目くらいから溶岩の岩肌を登る険しい道となり、風も一段と強くなってきて体力が必要となった。さすがの富士山、簡単には頂上にはたどりつけないなぁと実感し、途中で引き返そうと思ったときが何度かあったが、日本最高峰の山に来たからには、絶対頂上までたどり着きたいという思いが体と心を後押ししてくれた。

富士山 2019 3.jpg

やっとの思いで13時頃、頂上に到着した。
頂上は暴風で多少雨が降り、期待していた天候とはずいぶんかけ離れていた。お鉢巡りは断念し、剣ヶ峰を目指すことにした。暴風で体が飛ばされそうになりながらも頑張り、13時50分に日本最高峰の地点に足を置くこととなり、嬉しさがこみ上げてきた。
頂上の浅間大社奥宮でお守りを買うのも決めていたので、それも叶うことができてよかった。
下りは岩肌の道が、登りの登山客で大渋滞を巻き起こし、その間をくぐっての下山であったため体力の消耗が激しかった。

富士山 2019 5.jpg

18時ごろ、二日目の宿泊をする鳥居荘に到着した。
夕食はカレー(レトルト?)を食べ、休憩をとった。いざ就寝しようとすると満員御礼の雑魚寝状態、しかも一人一人の寝るスペースが異様に狭い。今夜は眠れそうにないなと思ったが予想通り眠れなかった。
富士山の山小屋は初めて経験したが、素直な感想として、値段の割に期待外れだった。

翌朝4時に起床し、荷物をまとめ、ご来光を眺めて5時に七合目を出発した。下りは足にこたえるのだが何とか踏ん張り、7時に五合目に帰ってきた。
目標を達成した嬉しさが全身を走った。
帰りは開運の湯で汗を流し、富士浅間神社に立ち寄りご祈祷をした。

昼食は、ふじ山食堂。で、富士登山うどん(吉田うどん)を食べた。ここのメニューは「富士登山者の為に山頂まで登りきれるよう量が多くなっております」とお品書きにあったが、その通り具沢山でかなりのボリュームであった。肝心のうどんは太くてもち団子のような食感がしたが、香川のうどんとは一味違う感じで、これもありかなと思った。

富士山 2019 6.jpg

その後、12時頃帰路につき、途中、パーキングエリアで休憩しながら無事20時頃に到着し、解散となった。
今回の富士登山は天候には恵まれなかったものの、無事に登頂することができて良き思い出となった。
                                    
posted by 高松山の会 at 23:00| Comment(0) | 月例山行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする